XRPの月足チャートは、長年にわたり市場動向を形成してきた繰り返される長期サイクルを示している。アナリストのSteph氏は、2018年と2022年に月次トレンドリボンを失ったことは、一時的な反落だけでなく完全な弱気トレンドを示し、XRPはそれぞれ約65%と54%下落したと指摘した。
トレンドリボンはモメンタムフィルターとして機能する。その上で取引することは強気相場を示し、その下で取引するとモメンタムはマイナスに転じる。
2017年から2018年の期間、XRPの価格は非常に急速に上昇したが、トレンドがマイナスになった後、分散フェーズが始まった。この価格動向は、市場の動きが減少し、上のトレンドラインを越えることができず、より低い高値をもたらし、大幅な下落を招いた。
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このトレンドは2021~2022年の期間にも見られたが、下落率は54%にとどまり、売り圧力が緩和されたことで改善を示している。
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以前のサイクルと比較して、XRPは2025年に月次トレンドラインを突破し、トレンドラインは現在上昇に転じている。
これは通常、弱気局面が強気局面に転じる際に見られる。価格の反落はこれまでのところ最小限にとどまっており、以前のレジスタンスポイントは現在サポートポイントに転じている。
週足チャートでは、XRPの価格は2025年初頭に上昇し、長期的なレンジ相場を抜け出し、力強い上昇を開始した。この最近の停滞は、パニック売りというよりも、コントロールされた利益確定の結果のようである。
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テクニカルパターンは依然としてポジティブで、価格は100週移動平均線と200週移動平均線(現在それぞれ約1.80ドルと1.38ドル)を上回っている。
XRPは現在、20週移動平均線と50週移動平均線が収束する2.25~2.35ドルの水準をテストしている。週足終値がこの範囲よりも高く維持されれば、フィボナッチエクステンションレベルの2.80~3.60ドルを超えて新たな上昇モメンタムの兆候を示す可能性がある。
長期トレーダーにとってのより野心的な目標は5.50ドルと8.30ドルで、リスクオンの市場環境が前提となる。
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0.382と0.5のフィボナッチリトレースメントレベルの範囲は、決断のポイントを示す重要なエリアである。このエリアを維持することは、調整が単なるリトレースメントである可能性を示唆している。
リトレースメントが1.35~1.40ドルに近づく0.618レベルまで拡大したとしても、健全な強気シナリオにおいては依然として適切である。
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