東証スタンダード市場に上場する株式会社イクヨ(7273)は9日、保有するビットコインの一部をSBIデジタルファイナンスが提供するレンディング(貸出)サービスで運用すると発表した。2026年2月以降の開始を予定している。
イクヨは2025年7月に暗号資産(仮想通貨)マイニング事業への参入を発表し、同年9月28日から1,400台のマイニングマシンでビットコインの採掘を開始していた。2025年12月31日時点で8.2BTCを保有しており、今回はその約半分を運用に回す方針だ。
レンディングサービスでは、保有するビットコイン
BTCをSBIデジタルファイナンスに貸し出すことで、利息収入を得ることができる。利率は市場金利と貸出期間によって変動し、法人向けのパートナー金利が適用される見込みだ。
同社は今後も岡山工場と名古屋工場で太陽光発電と蓄電池を活用した環境負荷の少ないマイニングを継続し、ブロックチェーン技術を活用した新規事業の創出を目指す。今回の運用開始による今期業績への影響は軽微としている。
国内上場企業では、東証スタンダード市場の北紡(3409)が2025年11月にSBIデジタルファイナンスとのパートナーシップに基づくビットコイン運用を開始している。北紡は2026年1月6日時点で累計14.14BTCを保有しており、保有BTCの約半分をレンディング運用に充てている。
関連:北紡、ビットコイン2.6枚追加購入──累計14.14BTCで国内13位
国内上場企業によるビットコイン保有が広がる中、マイニングで獲得した暗号資産を積極的に運用する動きが加速している。イクヨはマイニング事業を通じた暗号資産の獲得と、レンディングによる運用益の確保という二つの収益源を確立する戦略を推進している。
関連:国内上場企業ビットコイン保有ランキング


