『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が、ビットコイン購入履歴を巡る矛盾した発言で暗号資産コミュニティから激しい批判を浴びている。6日、キヨサキ氏はXで「ビットコイン
BTCは6,000ドルで購入を停止した」と投稿したが、2025年7月の自身の投稿との矛盾が指摘され炎上した。
2026年2月6日の発言:キヨサキ氏はXで「シルバーは60ドル、ビットコインは6,000ドル、ゴールドは300ドルで購入を停止した。一部のビットコインとゴールドを売却した」と投稿した。ビットコインが6,000ドルで取引されていたのは2020年3月のコロナショック直後が最後で、現在の価格は約6.9万ドルだ。
2025年7月1日の投稿:キヨサキ氏は自身のX公式アカウント(@theRealKiyosaki)で「今日、ビットコインをもう1枚購入した。自分が間違っていて騙されているかもしれないが、人生で騙されるのは初めてではない」と投稿した。当時のビットコイン価格は10.5万ドル〜11万ドルで推移しており、「6,000ドルで停止」という主張と明らかに矛盾する。
2025年7月中旬の発言:暗号資産メディアのザ・コイン・リパブリックによると、ビットコインが史上最高値の11.86万ドルを記録した直後、キヨサキ氏は「もう1枚のビットコインをできるだけ早く購入する」と投稿した。同氏は2週間前に「価格下落を待つ」と述べていたが、高値でも即座に購入する方針に転換していた。
矛盾を指摘されたキヨサキ氏の2月6日投稿には、コミュニティノートが追加され、過去の発言との矛盾が明示された。暗号資産コミュニティからは「今嘘をついているのか、それとも何年も嘘をつき続けてきたのか」との批判が殺到した。
ファイナンシャルプランナーのマーク・マグラス氏はXで、「あなたは嘘つきの詐欺師だ。何年も毎日これら3つの資産を推奨し続けながら、今になって購入していなかったと主張するのか」と痛烈に批判。多数のユーザーがキヨサキ氏の過去の投稿をスクリーンショットで保存し、矛盾を指摘した。
批判に対しキヨサキ氏は2月8日、Xで反論を投稿した。「私を嘘つきと呼んだ人物へ。私は購入価格(ストライク・プライス)を知っているが、購入日は覚えていない。なぜ彼は購入日にこだわるのか。私を嘘つきと呼ぶための個人的な意図があるのか」と述べた。
さらに同氏は、「ビットコインが再び6,000ドルになれば、日付に関係なく追加購入する。私が知りたいのは、批判者がビットコイン、ゴールド、シルバー、イーサリアムをどれだけ保有しているかだ。不動産は何件所有しているのか。油井は何本所有しているのか」と述べ、購入日より資産の長期的な価値と保有量が重要だと主張した。
キヨサキ氏は数百万人のフォロワーを持つ影響力のある投資アドバイザーで、その発言は多くの個人投資家の投資判断に影響を与える。今回の矛盾発言は、インフルエンサーの発言の信頼性と投資家保護の問題を浮き彫りにした。
暗号資産アナリストは、「著名人の投資アドバイスを鵜呑みにせず、過去の発言を検証し、独自のリサーチに基づいた投資判断が不可欠だ」と警告している。キヨサキ氏は2026年の価格予測として、ビットコイン26万ドルという強気な目標を維持しているが、過去の予測の多くは実現していない。
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