米ビットコイン投資企業ストラテジー(旧マイクロストラテジー、MSTR)は9日、2月2~8日の期間に1,142 BTCを約9,000万ドル(約140億円)で追加購入したと発表した。これにより、同社のビットコイン保有総量は714,644 BTCに達し、時価評価額は約7.7兆円にのぼる。
今回の購入価格は1 BTCあたり約78,815ドルで、これにより同社の平均取得価格は1 BTCあたり約76,056ドルとなった。購入資金については、同社の随時売出しプログラム(ATM)を通じた普通株式(クラスA普通株)61万6,715株の売却得た約8,950万ドル(約164億円)の純収入を活用している。
2月8日時点で、総額約375億ドル(約5.8兆円)相当の発行枠が以下のとおり残っており、今後も同様の手法でビットコインを追加購入する余力がある。
ストラテジーによるビットコイン購入履歴をリアルタイムで追跡できる「Saylortracker.com」によると、一時261億ドル(約4兆円)あった含み益は、現在マイナス約54億ドル(約8,415億円)の含み損となっている。
巨額の評価損への懸念に対し、フォン・リーCEOは2025年第四四半期の業績発表で「ビットコインが8,000ドルまで下落し、かつその水準が5~6年続かない限り、財務基盤が揺らぐことはない」と述べた。
リーCEOは財務の堅牢性を強調するが、かつての含み益が54億ドルの含み損に転じた事実は重い。同社のモデルはビットコイン価格と株価が連動するため、「8,000ドルまで耐えられる」としても、株主からの圧力や信用格付けへの影響により、戦略の修正を迫られるリスクは排除できない。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=156.1円、1 BTC=10,785,730円)


