英国財務省は、DIGIT(デジタル国債証券)パイロット事業のプラットフォームプロバイダーとしてHSBCを選定した事がわかった。
ブルームバーグの報道によると、英国政府は、ホールセール金融市場デジタル戦略の重要な柱となるDIGITの立ち上げにHSBCを選定。2026年2月12日(木曜日)付けで発表されたこの提携では、HSBCのOrionブロックチェーン・プラットフォームを活用し、規制されたテスト環境下で「デジタルネイティブ」な国債の発行、流通、決済を行う。
このパイロット事業は、DLT(分散型台帳技術)によってほぼリアルタイムの決済を実現し、従来の国債取引に内在する事務手続きの煩雑さとコストを大幅に削減できることを実証することを目的としている。発表に際してルーシー・リグビー(Lucy Rigby)英国財務省経済担当大臣は次のように語っている。
HSBC OrionはDIGITパイロット事業の中核技術インフラとして機能し、既に欧州投資銀行(EIB)初のデジタル・ポンド債や香港政府による世界最大のデジタル・グリーンボンドなど、世界中で35億ドルを超えるデジタル債券の発行を促進してきた。
財務省による今回の選定は、2025年後半に開始された競争入札プロセスに基づくもので、トークン化証券分野において英国をG7諸国の中で主導的な地位に位置付けを目指している。
ブロックチェーンベースの債券はオンチェーン決済を可能にし、取引期間を数日からほぼ瞬時に短縮でき、これらの資産をトークン化することで、透明性の向上、参加者間の債券移動の簡素化、幅広い投資家の誘致を目指している。専門家は、この動きは、レイチェル・リーブス(Rachel Reeves)財務大臣が2024年に英国国債市場にDLTを統合することを約束したことを受け、英国における「デジタルファースト」の金融インフラへのより広範な移行を示唆していると指摘している。
この証券は、デジタルネイティブかつ短期で、イングランド銀行のデジタル証券サンドボックス内で発行され、オンチェーン決済を実現。従来の国債運用に影響を与えることなく、政府の主要債務管理プログラムとは独立して運用され、新たな技術や市場プロセスをテストできる。
英国は、このパイロットプログラムの開始により、資本市場の近代化を図るとともに、国債発行における市場へのアクセス性、効率性、透明性の向上を目指していく。
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